Tweiiter of Hocuspocus_Mage The Starry Abode

オーラが見えるなら、あなたは霊能者ではないかもしれない(前編)

The Skeptic's Dictionary 日本語版−二千年紀のための懐疑論ガイド;「オーラ」の項目*1より引用:

オーラが見えるなら、あなたは霊能者ではないかもしれない;あなたは脳疾患か視覚障害かもしれない、お近くのアメリカ青年期精神医学会(ASAP)加盟医にご相談ください

が〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん。
視覚障害は多少あるけど、やっぱり脳疾患かな?最近頭がオカシイし。最近と言ってもここ25年位の事だけど・・・というか、オーラなんてコツが判れば誰でも多少は見えるものだろ!
という訳で上記のステートメントは少なくとも「霊能者ではないかもしれない」という記述までは正しい。
先日からGDML*2アストラル体やオーラについての議論が活発に為されていたが、それらの投稿にインスパイヤされて「飲ま飲まイェイ」とばかりに同MLに投稿した文章を大幅に書き直したので興味の有る方はご笑覧あれ。



数多くの神秘学やオカルト体系で所謂オーラ、即ち人体から発せられる何物かについて言及がなされている。この正体にはついては色々と議論があるようであるが、多くのオカルト入門書にオーラ視の訓練があることから判るように、訓練すれば誰にでも見えるようなありふれたものである。
という訳で以前から「オーラとは巷で考えられているような特別な人しか感じられない怪しげな霊気とかじゃなくて、もっと平凡な物理的或いは生理学・心理学的に実態のあるものではなかろうか?」と考えているのだが、取りあえず、思いつくままにメモ代わりに書き留めてみることにしよう。確かな証拠がまだまだ少ないが、見つけ次第随時追加、という事にしておく。
所謂『オーラ』視は、以下の4種類に分類できるであろう:

  1. 補色
  2. 体温に熱放射とそれに伴う水蒸気や気流などの微かな空気の流れ
  3. 脳内のイメージ。特に空間に対する認知と身体感覚。
  4. 上記3つの複合

1.の補色は、例えば月や暗がりの蝋燭や蛍光灯を眺めていると周囲に見えてくる青白いものである。これは人間の視神経から脳に至る感覚システム上の情報処理、見ている物体像の輪郭を強調する処理によるものである*3
(続く)

*1:http://www.genpaku.org/skepticj/auras.html

*2:http://golden-ml.hp.infoseek.co.jp/

*3:上記のThe Skeptic's Dictionary;「オーラ」の項目を参照の事