メイドの品格
先週の土曜に上京する機会があったので久しぶりに秋葉に行ってみたが・・・ダメだこりゃ・・・
再開発とリーマン・ショックのコンボで街が寂れてきているのがハッキリ判る。かつて、所狭しと電気屋やパーツ屋が犇めいいて活気が溢れる中、何処となくアングラの香りが漂っていた楽しい秋葉はもう無いのだ。空しくそびえ立つ元ラオックスのザ・コン館の廃墟が当にその象徴だ。
武器屋とかのアングラ・オタク向け商売はまだいい*1。エロゲ屋は・・・昔から怪しいソフト屋は沢山あったから許す*2。しかし九十九の前で、かの有名な「美味しくな〜れ、萌え萌えきゅん！」のかけ声を聞いた時には流石に「アキバオワタ・・・いや日本オワタ＼(＾o＾)／」と思った。メイドの格好して街頭に立って客引きやって、２階から手を振って・・・何処の国の街娼ですか？
呆れながらPCパーツ屋に入って油と溶剤の臭いを嗅いだ時にやっと気分が落ち着いた。これが本来の秋葉だよ。パチンコ屋とか風俗とか電気街に要らねえよ。
兎に角、品が無いよ。品が。以前、メイド商売について駄文を書いた*3けど、ここまで品の無い産業になるとは思っていなかった。*4
メイドってのは品が無ければ只の下女なんだよ。ロマンもナニもありゃしねえ・・・貴族のお屋敷に勤めている（設定の）メイドならもっと品性を磨いて欲しいものだけど・・・客層からして品性云々とは縁無き衆生だから無理か・・・
結局の所コストの問題であって、品性のあるメイドを集めよう思ったら昔の「談話室滝沢」のように従業員教育から行う高級喫茶店にならざるを得ないが、もうそういう会社や商売が成り立つ時代じゃないからねえ。
・・・なんて事を良い歳したオッサンが言う事自体が品性が欠落している証である、と言えないこともないかもしれない。しか〜し、街で見かけるメイド共の大半に品がないのは紛れもない事実だぁあ！！！！とソープで姫に説教するオヤジの如き圧倒的な憤怒をもってこの文章を締めくくることにする。
