Tweiiter of Hocuspocus_Mage The Starry Abode

白萌術・黒萌術

2chの魔術スレッド*1で、つい先日まで何故か萌えと魔術の関係についての話が盛り上がっていた。
その話の流れの中で萌えと魔術を合体させた萌術(Mogick)*2が提唱され、白萌術/黒萌術について等、様々な書き込みがなされた。その中に萌術と日本文化の関係についての素晴らしい論考があった。
匿名のその著者は、この論考が2chのログ上に残るだけでは勿体ないと考えたのか、再度書き直したものをChaos Vision ML*3の主催者であるBangi氏に送りつけたらしい。
でもって、Bangi氏から『萌え魔術』などという妄言を吐いている私のところにその文書が送られてきたが、私のパソコンの肥やしにしておくには勿体ないので、Bangi氏の承諾を得て私のサイトで公開する事にした。
下記URLの文書がそれである:
http://hocuspocus.sakura.ne.jp/jpntext/mogick.html
これは『萌え』が如何に日本人の霊性と深く結びついているのかを示した素晴らしい論考である。この話題に興味のある方には是非とも一読を勧めたい*4

*1:【魔術】魔術結社G∴I∴K∴O∴ 7rd【カバラhttp://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/occult/1110614985/

*2:萌術誕生の瞬間:http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/occult/1110614985/567-569

*3:http://www.freeml.com/ctrl/html/MLInfoForm/chaosvision@freeml.com

*4:ただ、私個人の意見としては、この論考で扱っている『萌え』がやや狭い範囲に限定されている事については異論がある。『萌え』はオタクの間ではもはや、一般に『可愛い』と認識されるものだけでなく、森羅万象、そして観念にすら向けられる言葉となっている。これを理解する為には、日本文化的な『可愛さ』だけでなく、『萌え』のフェティッシュな面も考慮しなければならない。そしてフェティシズムは、ギリシャ神話のピグマリオンレンブラントの『ダナエ』に恋するあまり画を切り裂いた青年の例を持ち出すまでもなく古今東西共通の話であり、西洋の『魔術』と日本の『萌え』との接点でもある。