Tweiiter of Hocuspocus_Mage The Starry Abode

閑話休題1 〜 自閉症と魔術と私

以前からアスペルガー症候群に興味があった。何せそこで語られている症状と自分が小さい頃から感じていることが非常に似ていたからだ。
先日、ふとFraterCSさんのエントリを見ると『自閉症』のリンクが貼ってあったので辿ってみると、『自閉症スペクトラム指数(Autism-Spectrum Quotient: AQ)自己診断』*1というページがあったので興味半分でテストしてみた。
結果は・・・なんだたったの34点か、思い過ごしなのかな・・・と思ったら33点がボーダーラインだった。普通の社会人の97%は33点以上を取らないらしい。勿論、こういうのは単なるスクリーニング試験であって医師の診断が無いと断定は出来ない。しかし悩める思春期の少年なら兎も角、30過ぎたイイ歳したおっさんが今更「私アスペルガーかもしれないんですがどうしましょう?」とわざわざ医者に相談に逝くのもみっともないし、そもそも意味が無い。犯罪に手を染めたりまともに社会生活が出来ないほど症状が酷く無い限りは病気も障害も個性の一種だ*2。少なくとも、そのくらいの開き直りが無いと生きて行けない。
他の人はどうか知らないけれど、私がオカルトの世界に心惹かれる原体験は先ほど述べた自閉症な光景にある。びんちょうタンは、恐らく我々の世界で言うところの人間ではないから何処かに逃れる道があるのかもしれない。しかしただの人間である私は、この光景から脱出しようと思えば不恰好に足掻くしかない。
足掻く中で偶々私の手の指に触った取っ掛かりの一つが魔術だったのは幸運だったのか不運だったのか、未だに判らない。だが、少なくとも世界にそのような光景以外の色々な眺めがあることを知る事が出来た要因の一つは魔術であると確信している。

*1:http://www.the-fortuneteller.com/asperger/aq-j.html

*2:アスペルガー症候群の割合は百人に1人程度。つまり一つの学校の一つの学年に1人はいる変人程度のもので、そんなに珍しくもない。